役員報酬上位20社、社長と社員の賃金格差 最大129倍
日産ゴーン氏9億9千万、社員との格差129倍 トップと従業員の賃金格差が広がっています。
各社が発表した2013年度の有価証券報告書によると、役員報酬上位20社の過半数で社員の平均賃金額の50倍を越える事がわかりました。そのうち4社では100倍を超えていました
各社が発表する有価証券報告書には役員報酬の額や従業員の平均賃金が記載されています。賞与や退職金などの内訳も記述されています
役員報酬から退職金を除いた額の上位20社を調べました(退職金は一時的な収入となるため、労働者の定期的な収入と比較するのは妥当性に欠けるからです)
それによると20社中11社において賃金格差が50倍を超えました。10年度は50倍超が8社でそのうち2社が100倍超だったことと比べても格差が広がっています。
13年度決算の集計では、上位500社の利益は1年間で12兆円から22兆円へと急増しています。1人当たりの役員報酬は11%増と大幅にアップ。
これほどの大企業の利益がありながら、肝心の賃金はあがらず。こうした巨額の利益を働く人々に還元させることこそ、日本経済の活性化につながります。
しんぶん赤旗7月29日記事を基に作成