特別国会 所信表明
疑惑説明、国難方策全くなし
召集して2週間もたっての演説でこれ?
17日ようやく所信表明が行われました。この特別国会は2週間前に召集されました。与党は会期をわずか8日間でと主張していたのですが、世論に押される形で39日間と定めたのですが、通常は国会冒頭に行う所信表明よりも外交日程を優先してようやく行ったのです。
しかし、わずか15分。しかも、自ら「国会で説明が求められれば丁寧に説明する」と言ってきたのにも関わらず、関与が問われている「森友、加計疑惑」についてはまったく言及がありませんでした。それどころか、民意をゆがめる小選挙区制で得た自公3分の2議席が「国民の意思」だと居直りました。
また、北朝鮮問題や少子高齢化などを「国難」として「突破」すると述べたものの、どう突破するのかには「防衛力の強化」と「日米同盟の下、具体的な行動」と「対話」を一切しない軍事一辺倒の態度、2019年消費税10%増税を前提に「子育て世代への投資」と全世帯にわたる負担増を正当化すると、まともな方策は一切ありませんでした。
総選挙前の臨時国会は所信表明無しでいきなりの冒頭解散、選挙後の特別国会もようやく出てきたと思ったらわずか15分、文字にして3500字、歴代の国会では2005年特別国会での小泉首相につぐ短さ、口では「謙虚」といいながら中身は「空虚」な演説でした。さらに、野党の質問時間も削る事もまで要求し、国会までも私物化しようとしています。
北朝鮮問題は平和的解決で。米韓6か国協議代表も、横田早紀江さんも
韓国の李朝鮮半島平和交渉本部長とアメリカのジュセフ北朝鮮担当特別代表は17日、韓国で会談を行いました。李氏は「制裁と圧力に重点を置くが基本的に我々の目標は北当選を対話の場に連れてくること」と述べ、ジュセフ氏も「米韓両大統領が平和的な道を見出す事を望んでいることに疑いの余地はない」と述べました。
また拉致被害者の横田早紀江さんは「制裁も必要だが、対話も必要」「戦争だけはやめてほしい。人を殺りくして街も破壊するのでは意味がない」と述べています。(4日、時事通信)
世界の中で、安倍総理だけが、対話を一切拒否する姿勢です。