森友理事長婦人の郵便振り込み票自民党”偽証罪”のお粗末
テレビでも疑問だらけの 筆跡鑑定を根拠に偽証扱い
3月28日自民党の西村総裁特別補佐官は籠池氏を証人喚問した西田、葉梨議員を伴い記者会見を開き、籠池氏が虚偽の証言をしたとして偽証罪の告発を検討していると発表しました。
その理由は、昭恵夫人から受け取った100万円を、郵便局で学園宛に振り込みをしたのが、籠池証言では学園の職員だが実際は籠池理事長の夫人だった事が振込用紙の筆跡鑑定で明らかになったという事です。
根拠とされたのが、27日月曜日フジテレビで放映された「直撃LIVEグッディ!」ここでは鑑定人が振込用紙と夫人の手紙の「臣」「名」を比べて「90%以上同一人物とされる」と報じたもの。
ところが、スタジオ出演者たちは「ええっ?」「似てない!」とブーイングの嵐に。(左と下図参照)
しかし、リポーターはそうした出演者の疑問の数々を置き去りにしたまま「鑑定人は似ているとしている」と偽証を結論づけましたが、出演者は最後まで「いやいやいや(似てない)」と発言し続けました。
にもかかわらず、自民党は自分たちが依頼した鑑定でも同様の「所感」が出たと言い張り、それを根拠に偽証罪で告発するというのです。
筆跡など枝葉末節の話
そもそも、仮に夫人が振込したとしても100万円の寄附がない事の証明になりません。この疑惑の最大の焦点は国有地を格安で売却したことに対し、昭恵夫人や政治家が関与しているかどうか。こんなことで鬼の首を取った如く記者会見を開く問題ではありません。2017年4月第1週の記事