孤立する安倍政権
辺野古基地新設工事に国際的NOの声
QUEENギター。ブライアンメイも呼びかけ
昨年の知事選で辺野古への新基地建設NOの民意が示された沖縄県。安倍政権はその民意を踏みにじり土砂投入工事を進めています。
これに対し、埋め立て工事一時停止をトランプ大統領に嘆願する電子署名が行われており、7日現在18万筆以上が寄せられています。国内ではタレントのローラさんなども協力を呼び掛けています。
80年代の人気ロックバンドQUEENを題材にした映画「ボヘミアンラブソティ」が大ヒットしていますが、ギタリストのブライアンメイさんもこの署名に賛同。自身のツイッターに「緊急!緊急!米軍基地に脅かされている美しいサンゴ礁とかけがえのない生態系を守ろう」と記しています。
署名はハワイ在住の日系4世のアーティスト、ロバート梶原さんが始めたもので辺野古移設の賛否を問う2月の県民投票までの埋め立て工事の一時停止を求めています。
正月からウソとゴマカシで辺野古を推進
1月6日に放映された日曜討論(NHK)で安倍総理は辺野古への土砂投入に対し「…新しく辺野古に基地をつくるのは市街地のど真ん中にある普天間基地を返還するための代替基地…」「…今土砂投入しているにあたってそこのサンゴについては移している」と語りました。
米政府は普天間返還に対して那覇空港(現在拡張工事中)の滑走路使用など8条件をつけており、稲田防衛大臣(当時)も「前提条件がなければ普天間返還とはならない」と答弁。辺野古に基地が出来れば普天間返還という約束はされていません。
また昨年夏に沖縄防衛局が埋め立て海域のオキナワハマサンゴを移植していますが、他のヒメサンゴなどは移植の対象外。移植されたハマサンゴにしても夏季委嘱は死ぬ可能性が高く「ハマサンゴが高水温に強いと示した論文はない。絶滅危惧種である以上は1群体も死亡させてはならず、白化死亡の恐れのある高水温気に移植を許す見識を疑う」(東京経済大学、大久保奈弥准教授)と専門家も指摘するほどで移せばいいという話ではありません。
正月からこうしたウソとゴマカシで辺野古基地移設を推進する安倍政権は世界からどういう眼差しで見られるのでしょうか。