藤枝もそうですが、地方自治体の財布は一つではありません。大きく分けて二つあります。
一般会計と特別会計で、これを合わせたものが総予算(総決算)になります。
一般会計とは、基本的な経費を盛り込んだ会計で、特別会計とは、自治体が独自に行っている特定の事業活動について一般会計とは別枠で建てられている会計です。藤枝市の場合は、市立病院会計が大きなものですが、その他にも、水道会計や国民健康保険会計や介護保険会計などです。
更に広義的にとらえるならば、この二つの会計以外に、市の一般会計から補助金や出資金を出している、一部事務組合(他の自治体と一緒になって広域で運営する形態)や地方公社、第3セクター、外郭団体(自治体が出資する会社)などがあります。
夕張問題がクローズアップされたのは、一般会計は比較的目につきやすいが、こうした団体の赤字が「隠れ借金」として存在していたことが問題視されました。これを教訓に総務省も全国の自治体の財政状況等一覧表を作成し、HPで公開するようになりました。もちろん藤枝市の財政状況一覧表も公開されています。