※詳しい議論の内容は、ネット配信からご覧ください
2020年2月議会 質問内容です。
代表質問:2月28日(金) 午後2時頃~
課題と到達点
安倍政権が進める地方創生を本市はトップランナーとして推進していく姿勢を鮮明にしているが、中身は人口減少に見合った公共施設の集約化と人口を密集させる拠点づくりで真の地方創生ではありません。
どこに住もうと、どこに生まれようと、誰もが安心して暮らしていくためには、地域格差を作るような政策では地方の人口減少はとどまりません。今後市政運営の中心となる問題だけに議論をしましたが、現段階では平行線という状況です。
市立病院の給食は、来年度10月から再公営化という前代未聞の事態に。民営化は人手不足の解消にならなかったことが証明された形です。
当初予算に対する質疑
課題と到達点
国民一人に12桁の番号を付与するマイナンバー制度。その人が払っている税金に見合った社会保障を給付する事を目的に導入されました。所が、カード普及率は13・8%(藤枝市)で国民は利便性を感じていません。
藤枝市は、職員にカードの取得を強制する事や、コンビニで税納付が出来るようにするなど、カード普及に躍起です。漏えいが起きている実態、今後起こりうるなりすまし詐欺の被害など、国の制度とは言え交付事務以外行うべきではありません。
条例に対する質疑
課題と到達点
駅南口、旧田沼街道踏切周辺は、高層マンションが何棟も立ち並び、居住者の立体駐車場で占められている地域です。立ち退きに反対した1軒の民家がマンションに囲まれている異様な光景で緑などありません。
こうした開発を容易にするため、その西側地区の都市計画の用途変更が行われました。具体的マンション進出計画がなくなぜ住民説明会を行うのか。市は反対意見はなかったとする者の、住民は旧田沼地区のようになるのは嫌だと明確な反対の意思を持っています。こうした不安を持たせるような用途変更を行うべきではありません。
補正予算に対する質疑
課題と到達点
生徒一人に一台のパソコンを支給するGIGAスクール構想。教員現場からの要請など皆無なのに安倍政権が突如導入を決めました。市は、国がパソコンの経費を持つからといち早く予算を提出してきました。
総事業費18億もかけるのに碌なビジョンもなく進めていいものか。GIGAスクールは、パソコンを通じ生徒と全国の正誤集を集めたビッグデータとで学ぶものであって、従来の学校での学習スタイルである集団での学び、個性あるこどももみんなで学ぶ、個人差がある子供の学習能力を上手に引き出す先生の役割など全てなくしてしまうもので、単なるパソコンを与えるという問題ではありません。
議論を経て、GIGAスクールのような手法でのパソコンを用いない(調べ学習など集団で学ぶツールとしてパソコンの活用は有り得る)としました。また発注は市内業者の競争入札で行うとし、地域の仕事起こしにもつなげるとしました。
当初予算に対する賛成討論
なぜ賛成討論を行ったか?
平成28年度より日本共産党は当初予算に賛成してきました。(それ以前は反対)主な理由は、市が主体的となって市民負担を強いることなく市の借金を着実に減少させてきたことです。
反対するには理由を示さなければなりません。が、賛成するには敢えて理由を示す必要はないので賛成に転じた以降討論はしてきませんでしたが、借金減少は続けているものの、地方創生制度、小中一貫教育、マイナンバー、MYFCサッカー競技場問題など、懸念すべき大きな問題があり指摘する必要が生じました。
討論の意義は2つあります。一つは、賛否迷っている議員に対し自己の意見を述べ態度を決めてもらう事、もう一つは議会を通じて明らかになった問題を開陳する事です。今回は2番目の理由を主に討論を行いました。
条例に対する反対討論