12月4日(水) 県下初の行政による車いすの方の移動支援事業が来月から始まります。一般質問より
一般質問で登壇しました。その報告を行います。今日は、使いやすい「介護タクシー」についてです。
単身で車椅子の方にとって、通院などの移動に欠かせないのが「介護タクシー」令和4年の調査で年間延べ約4000人の方が利用していましたが業者が撤退してしまいました。
撤退の理由は簡単で儲からないから。ただでさえ人手不足で安い介護報酬しかもらえない介護事業所だけの努力では限界があるからです。
この問題は2年前田沼に住む方から相談を受けたのがきっかけでした。市立病院まで430円だったのに4倍の1680円になってしまったと。その為、通院の必要がありながら控えているという声でした。
これまでの間、当局への要請や議会で取り上げてきましたが、今回の質問でほぼ全容が明らかになりました。
来月1月下旬から、市内2つの社会福祉法人(開寿園、愛華の里)所有の車5台で市内南北に分けて全市をカバーする運行体制にする。
使用する車は2法人併せて5台。朝晩のデイ送迎の合間に通院の手段として車を使用する。
運行するにあたっては運転手1名と、乗降支援1名の計2名。現在、市内で活動している方から募って人材の確保もされているが、無償という訳にもいかないので一人800円、2名で合計1600円を利用者から頂く形で支給する。
当面は通院の限定とするが、買い物や金融機関などへの立ち寄りも今後検討する。
という事でした。
12月2日(月) 山男だった父、母に対する”勝手”な言い分
12月1日から横浜で一人暮らしの母が施設に入居する事になり、その引っ越し作業で昨日まで横浜でした。
その際、5年前に亡くなった父が残していた山の日記を藤枝に持って帰ってきました。
父は山男でした。全体で10冊以上あります。
私が生まれた1968年当初の日記の一節に「妻への手紙」との題で「伝えてくれ、愛しい妻に、俺が帰らなくても、生きて行けと」との文章がありました。
「綾子様(母の名)。貴女は僕の生存中にこれを読んではいけません。もし読んだとしたら絶対に話さないでください」となんともキザな書き方から始まるのですが、「僕は貴女にとって悪い夫であり、子供たちに対して悪い父です」と続き「僕は山男です」と断定した上で「山登りはとても大変で、4時起きが当然」なので日常生活でだらしないはそのためである、とか、「山では水がない。食器洗いなどはできない」ので、無神経なのはそのためだとか書いてあります。当時の夫婦喧嘩のネタが判ってとても興味深い。
ただ、父がこう書くのは私にも覚えがあります。子どもが発熱しても平気で山に行ったとよく母がこぼしていたからです。私の記憶の中で父を思い起こすことが出来るのは小学生位からで幼少期より記憶がある母とは対照的です。それだけ山にのめり込んでいたのでしょう。山に行かない母は父に文句を言っていたに違いありません。
死が近いかのような表現でこの文章を書いたのは、身近に遭難があったからだと思います。実際、父の行き先は私などとても手が届かない難易度の高い所を毎週のように出かけており、リーダーを担う山行もいくつか。当時は今と違ってGPSもなくリスクは大きかったでしょう。
母がこの文章を読んでいるかどうかは判りません。多分、読んでいないでしょうが、読んだところで「勝手な事ばかり言って」となるのでしょう。
翻って我が家の山行ですが、GPSが発達した山行アプリで事前に登録さえすれば、実際の山行でも下山すれば登録者(私の場合は妻)に「無事下山しました」と知らせる機能(ヤマップの見守り)があるので安心です。
もっとも、この機能を知る前の話、下山後必ずラインをすることにしていた時期に、ラインを忘れていたのですが、翌日帰宅しても何ら心配していませんでした。
私の場合は亡父とは違う観点から妻に山を語る必要があるようです。
早朝日刊紙配達後、市役所へ。終日議会準備でした。
私の質問通告を見て、独自に調査した上で資料を送ってくださった方が。ありがとうございます。
水泳2000m、今年97回目、総距離188000m。