2月5日(火) 過去最大規模の予算=積極型で片づけてはならぬ
来年度の市の予算が発表されました。今年も前年度以上の予算規模となりました。市は、積極型とか過去最大と言って予算案を誇示しています。
地方財政の仕組みは複雑で私も全部理解しているとは言い切れないのですが、予算案のほとんどが歳入と歳出を同額にしています。
一般の家計簿でも同じですが、借金を「歳入」とし、借金の返済を「歳出」にする。これは地方財政でも同じです。
問題は借金の額を増やすと「歳入」が増える、返却の見込みがあろうとなかろうと予算額自体は膨れ上がるので、金額だけで「過去最大」とか「積極型」など言って、さも前進するかのような風潮がある事です。言葉だけでだまされてはいけません。
朝から市役所事務所で、金曜日締切の質問通告の作成作業でした。
水泳2000m、今年10回目、総距離18500m。
2月3日(月) 障がい者交通費助成制度の全容が判りました。
先月末に報告しましたが、昨年9月議会で質問し、新年度予算で新規に創設された「障がい者への交通費助成制度」の具体的中身が判りました。
予算額340万。
障がい者が施設に通う際に利用するJRや静鉄バスなど公共交通機関運賃に対して、市が半額の補助をする。
補助金は利用者の数に応じて施設に支給する。
身体、心身、精神の3障がいすべてを支給対象とする。などです。
現在、JRが障がい者への半額補助を実施していますが、100㎞以上が対象、藤枝から静岡へ通う際も適用されず、ほとんど実態がありません。
静鉄バスは、現在でも半額の補助を実施していますが、障がい者にとっては残り半額の自己負担も運賃が結構高いので重く通所の妨げになっています。新制度は、運賃の半分の自己負担に対して半額を補助するので、自己負担は運賃の概ね25%となります。
私がこの質問をするキッカケとなったのは、通所施設の職員の方や障がい者の方の直接の声を聴いたことからです。交通費負担が原因で、施設に通いたくても通えないという声。普通の会社なら当たり前にある通勤手当がないという実態を知ったからです。
それがなければ私も事実を知りませんでした。
早朝の日刊紙配達後、市役所へ。質問準備、佐藤議員との打ち合わせなど。
水泳2000m、今年9回目、総距離16500m。
2月1日(土) 市政報告会「議員報酬増額」をテーマに開きました。
今日は午前中日曜版配達、午後は地元町内会館で議員報酬をテーマにして報告会を開きました。
先月から当ブログで断続的にUPしていますが、議員報酬を増額する理由として若手や女性の候補者の確保が出来る事がよく言われますが、報酬増と定数減をセットにしているところが多くて、実際は全く改善されていないことを先月記しました。
平成25年から令和4年までに定数に関係なく報酬を増やした議会が全体の4割あります。年齢構成に変化がなかったのは事実ですが、議員の専業化という視点で見ると10%以上専業化が上昇しています。やはり一定の収入額を確保すれば兼業しなくても済みますので増額は若い人へ門戸を拡げる事になる一つのデータだと思います。
※なお、これらのデータは私が調べたわけではなく、自治体問題研究所所長の広瀬和彦さんのセミナーに参加した際の資料を引用したものです。
今日の参加者は少なかったのですが、将来政治家になりたいという大学1年の男の子が私のブログを見て参加してくれました。嬉しく思います。