4月29日(月)(休) 広報ふじえだ、新聞折り込み化でゴミ箱へ直行?
日刊紙配達後、支部の方と打ち合わせをした後、地元町内会長経験者で組織されている愛郷会総会にお招きいただき、挨拶をさせていただきました。
コロナ禍で、こうした地域での行事はほとんどなくなってしまいました。議員の本来の仕事である「市民の声を議会を通じて行政に届ける」事にありますが、絶好の機会である総会とその後の懇親会が4~5年間ありませんでした。
月2回、市が発行している「広報ふじえだ」は、配布担当者(町内会の役員等)の負担が非常に重いという声があって(議会でも藤新会が強く主張していた)一回はこれまで同様の回覧板、もう一回は新聞折込となりました。
今日頂いた声は、大量のチラシのなかに広報が折り込まれているので、チラシと一緒に広報を捨ててしまって、後から「広報が届かない」と町内会長に連絡が来るという事。
確かに、毎日のように大量のチラシと、回覧板の添付とでは、受け取る側にとっても認識に差が出るのは仕方ないでしょう。
折り込み会社へ市が委託している内容を変えれば解決できるのではないでしょうか。
週明け、早速、担当課へ届けたいと思います。
4月28日(日)「水を守れ」「生態系を守れ」と言うとバッシングに逢う日本の異常
今日は所属支部の方2名とご近所に裏金問題の署名(企業献金の廃止、裏金議員の証人喚問)のお願いに伺いました。短時間の活動でしたが、これからも地域への活動を重視していきたいと思います。
その後党の会議で、午後はリニアの学習会です。
FoEJAPAN主催の「工期の遅れの真実は、静岡のせい?」がテーマです。
「水を守れ」「生態系を守れ」と当然の言葉が、なぜ知事失脚になったのでしょうか。
選挙での圧勝を見る限り、多くの県民がこの言葉を認めていると考えます(だからといって失言が免責されるわけではありませんが)
辞職に追い込まれたのは、「静岡悪者論」を展開したJR東海の発表を、ろくに調べもせず垂れ流してきた大半のメディアの責任です。
※議会の人間としては、知事支持の立場の県議会会派”ふじのくに”は一定の数がありながらなぜ正論(リニア)に関して頑張っている知事を支え切れなかったのでしょうか。詳しい経緯はしりませんが、普段偉そうな事言っているだけあって腹が立ちます
南アルプスのトンネル工事が今から開始されたとしても工期は約10年かかりますが、リニア全体の工事の遅れは静岡だけではなく1都6県全てで発生しており、その件数は10件以上。
今の段階で今後工期10年以上かかる工事が複数あり、関東車両基地の建設、神奈川新駅の建設などです(他にも訴訟が解決できない限り着手できない箇所も複数ある)車両基地が出来ていないのにどうやって開業するんでしょうか???
静岡以外各地の工事の遅れは調べれば「小学生でもわかる事」(沿線住民をはじめとしたリニア取材を続けてきた講師の樫田さん)のはず。
2020年、JR東海の金子社長(当時)が県庁を訪れて、トンネル工事着手を求めた際、他県の状況を調べていた知事はその旨を述べ着手を認めませんでした。当然でしょう。
その翌日に掲載されたのが上記の記事。他県の状況を伝えた知事の発言を一切紹介しないまま「知事が否定したから2027開業が出来なかった」と掲載する記事です。ここから異常な静岡バッシングが始まったのです。
この時点で、”小学生でもわかる”他県の状況をメディアがきちんと報じていれば、今に至る状況にはならなかったと樫田さん。(ちなみに樫田さんは、リニアには賛成でも反対でもない。事実を伝えたいだけだと言っていました)
極め付きは、知事辞職会見の翌日の4月4日、JR東海(澤田常務)は記者会見を開き、これまで自ら明らかにしてこなかった他県の工期の遅れを初めて公表(山梨県新駅工事6年8か月と飯田市高架工事5年10か月)しましたが敢えて10年以下のところだけに触れて、10年以上かかる静岡工区のようなところは他にはないのでリニアは2034年以降になると発表したこと。
実際は、樫田さんの報告の通り静岡工区以上に工期がかかる期間がありながら、わざわざ他県の工事の中から選択して10年以下の工区を公表し、静岡と対比しているのです。それだけ卑劣な会社だという事です。
今になって東京新聞など他県の状況を取り上げるメディアも少し出てきたそうです。リニアの状況を広く知らせる事が大事だと改めて思います。
4月26日(金) 意外と少ないリニアの輸送力
東海道新幹線のN700系は定員1323名です。
東京~新大阪の新幹線は一日約150本。満員で19万8450人が東京駅を出発する計算になります。
一方、リニアは新幹線と同じ16両編成でありながら、定員は1000名です。新幹線は2列+3列ですが、リニアは2列+2列配置です。
かといって、新幹線と比べゆったり座席になるわけではありません。リニアは、技術的に通勤車両並みの車幅でしか運転できないのです。
(それでいて、500キロですれ違うので、トンネル口径は新幹線の1.3倍以上必要とされています)
JR東海は、最大で1時間当たり5本を運転するとしています。
6時から23時までの間の17時間連続して、1時間最大限の6本運転したとして掛け算すると、東京駅を出発する人数は10万2千人です。現状の半分強にしかならないのです。
リニアで所要時間が半分になることや、新幹線の利用者の中には静岡などを目的とする人もいるわけですが、新幹線利用者の大半は名古屋や大阪へ行く方だと思います。これで本当に”輸送力の増強”になるのでしょうか。
新大阪へ直行する人は、名古屋乗り換えを嫌うだろうし。料金も高くなるだろうし。
大金かけて開通したところで、静岡県民以外の新幹線を利用する人たちにとってもメリットはないようにしか思えないのです。
異常な静岡バッシングが”功を奏し”知事辞職に追い込まれましたが、水問題以外の問題での訴えも必要だと考えています。
朝7時から南口駅頭宣伝、その後は日曜版の配達集金や党の会議など。
水泳2000m、今年40回目、総距離78000m。
4月25日(水) 11年前にJR東海が約束した「大井川の湧水が毎秒2トン減る、トンネル内湧水となった水を全量戻す」を履行させることを知事候補は掲げる事が出来るか、”幸福度日本一”など曖昧な表記で胡麻化すな
今日、共産党の森大介さんが3人目の候補者表明をしました。
最大争点であるリニアは、県とJRとではこれまで長い交渉経緯がありますから、各候補ともそれに基づいての公約が当然求められます。
2013年、JR東海は環境アセス準備書において、トンネル工事によって大井川湧水が毎秒2トン、トンネル内に発生する事を発表。湧水とは、地下にたまった水が何万年もかけて地上に湧き出る水の事を言いますが(柿田川湧水などがあります)工事によってトンネル内に流れ出てしまうという事です。
当時の川勝知事は、知事意見として、トンネル内に流れ出てしまう水は本来は大井川の水であり、全量大井川に戻す事を意見しました。当然でしょう。
それを受けて認可権者の国土交通省は「全量戻し」「地域住民の理解と協力」を条件として工事を認可したのです。
ところが、JR東海は、この「全量戻し」をどうやって行うのか、11年経った今になっても説明できていません。
それどころか、JR東海は工事認可となった2014年以降の最初の5年間は全量戻しは必要ないとも言っていたのです。ところが2018年になって、全量回復すると方針変換しました。
それ以降、JRが出したのが窯場に集めてポンプアップとか、椹島(さわらじま)への導水路ですが、これも「全量戻し」になるものではありません。今、話題となっている「田代ダム案」は、その追加案に過ぎません。「全量戻し」に値しません。
残念ながら、これまで立候補を表明した2氏は、詳しく確認していませんから推測も含みますが、川勝前知事が踏襲してきた「全量戻し」を維持するというどころか「転換」などといい、「幸福度日本一」等々、美辞麗句を並べる悲しい内容としか思えません。
仮に(100%ほぼ無理)「全量戻し」が可能になったとしても、藤枝市にとっては大打撃になることは間違いありません。
大井川の源流部は、南アルプスの間ノ岳(3190m)という山です。
その直下に全長22キロ、深度1400m、直径10m超の長大トンネルを掘る事で、水の量が減らないとしても、水質にどれだけの影響を受けるのでしょうか。
私は、間ノ岳には行ったことがありませんが、甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)という山に行ったことがあります。
この山は登山口から日本一の大河である信濃川(千曲川)となる沢沿いをひたすら3時間遡って源流部に到着、そこから本格的登山となるのですが、沢沿いを詰める3時間の道程中、植物の知識ゼロの私でさえ、苔が生えている、沢蟹がたくさんいる、等々、流域の自然の変化を実感しました。
導水路やポンプアップが実現できたとして「量」が戻ったとしても、水源部から排水口までの水の流れが失われれば、水の「質」維持は不可能でしょう。
市内に進出している酒造会社や製茶工場は、豊富な地下水の量だけでなく水の質も重要
視しているはずです。
JR東海は、全量戻しの説明をせずに、知事辞職翌日にわざわざ記者会見(常務がわざわざ静岡まで出てきて)を開き2027開業は静岡工区のせいだと、自らの責任を投げ捨てて知事のせいだとする”卑劣”な会社です。そんな会社に迎合しトンネル工事を認め、県民に対しては「幸福度日本一」等の言葉を並べ、水を守るがごとく如くポーズをとる候補者は、それ以上に”卑怯”です。
朝の7時から北口駅頭宣伝です。その後は日曜版の配達集金です。
水泳2000m、今年39回目、総距離76000m。
4月23日(火) 頂上で食べるご飯は本当においしいのですが…
今日明日は、念願の丹沢7座のうち最後に残っている蛭が岳登頂をすべく前から日程とにらめっこしていたのですが、明日は☔100%。振られ続けています。
その分今日は一日空いたのですが、今日は今日で雨こそないものの曇天で雲暑く。遠出したところであまり楽しそうにありません。
こういう時は毎度おなじみの阿知ケ谷アルプスです。
時間に余裕があるので、登山口まではチャリで行き、山頂のパノラマ台でメスティン(飯盒を小型にしたもの)でゆったりランチタイムを楽しむ事としました。
ところが山頂直下まで来たところで肝心のメスティンを忘れたことに気づく。焼き鳥の缶詰と味噌汁だけの昼食、侘しいオカズですが、炊き立ての白米は何よりも美味しく一品一汁でも十分満足できるのは経験済みですが、主役がない事には…
バーナーを忘れたり、バーナーが点火しなかったり、調味料を忘れたり、これまでも数々の失敗がありますが、終わってみればそれが楽しい思い出になるのも山行の醍醐味ですね。
4月22日(月) 不思議な議会(悲報、新しい代表者会議のスタートです)
日刊紙配達後、仮眠。娘を送って市役所へ。全員協議会に続き代表者会議。
今年度の議会内役職などの一通りの打ち合わせが終わった後に、議長が「ここは代表者会議とは違う場として捉えてもらいたい」と前置きした上で台南との協定について持ち出してくる。
内容は、国内でも何人かの地方議員が参画している日台議員連盟に、藤枝市議会の各議員が参加するかどうか各会派で取りまとめてもらいたいというもの。(個人加入費用5000円、3人以上だと10000円の加入費とのこと)
私は参加したければ議員個人で判断すればいいだけの話だと言ったのですが、台南市議会と友好協定を締結した以上は議会として参加する事が当然だと、あの時の紛糾と、あの時の討論の内容をまるで反省していない話が出る。
更に、日台議員連盟のサミットが今年7月に台南市で行われることになっていて、それに参加するための連盟加入だと言わんばかりの言葉の数々。以下、一例。
「海外視察予算は年間250万組まれている。市議選前の年には(来年度)予算は組まれない事になっているから今年度使うものである」
「2月28日に藤枝市議会と台南市議会との協定締結式後の懇談会で、サミットに参加すると相手方と約束をした」等々
11月議会で散々議論となった台南市議会との友好協定締結ですが、議案の提案理由は「議会間が友好協定を結ぶ事によって、両市が行っている交流事業を側面から促す」(八木議員)でした。
「藤枝市台南市の間で協定が結ばれていないのに、議会間で協定を結ぶ事でどういう事業を側面から促すのか」と聞いたのが私でしたが、「台南へ行った際に歓待を受けた」や山口県議会の取組を縷々述べる(公明党大石議員)など、答える事が出来なかったのが11月議会。
当時既に7月のサミットの話は可視化されていたので、結局サミットに参加する事を目的とした協定でしかない、と討論で述べたことがそのまま現実になりつつあります。
議長がわざわざ「代表者会議」ではないと述べた真意は、私の推測になりますが、友好協定を巡る過程が全て代表者会議で進められてきたことで、代表者会議に所属していない議員から疑義が公式の場で出されたことだからでしょう。
しかし、参加者は全く同じ(私、多田、神戸、岡村、平井、大石や、正副議長)ですし、各会派に持ち帰りとされた点も従来の代表者会議と何ら変わる事はありません。
当然の点を指摘するのですが、相変わらず恫喝と冷笑の中での孤軍奮闘を強いられて、どうでもいいことなのにストレスマックスに。あれだけの混乱を招いておきながら自浄能力のかけらもない藤枝市議会の閉鎖ぶりに絶賛化石賞。
なお、代表者会議は非公開なはずなのに、一部市民がなぜ会議の内容を知っているのかという疑問が私に対して出されましたが、議会は公開の場ですから代表者会議も当然公開です。
藤枝市議会は、地方自治法の規定によって、議会活動は何かという議決を行っており、その中に代表者会議を含んでいる以上、当然公開対象であり、事務局は議事録を作る必要があります。どうしても秘密にしたい事柄(プライバシーに深くかかわることなど)があれば、別途「秘密会」を設けるという権限も議会には認められています。
今後も、代表者会議(今日設置?された新代表者会議の様子も併せて)の内容は、事実に基づいた形で、このブログで市民の皆様にお知らせをしていきます。
4月21日(日) 耕作放棄地の要望に対して、支部の方と中間報告に伺いました。
今日は年一回の水路清掃日です。
その後、党支部の方と、2月末に要望のあった耕作放棄地の対応について説明に伺いました。
市街化調整区域の青地地区が拡がる地域では、農業の担い手がいなくなってしまったために、ご覧のような耕作放棄地が随所に見られます。
市の担当課は、有償になるが草刈りをする組織の紹介と、隣接する農地管理者が併せて農地にする意向が所有者と調整が出来る見込みがある事から、引き続き農地とする手続きを踏んでいる途中との事でしたので、その旨の中間報告に伺いました。
水泳2000m、今年38回目、総距離74000m。
4月20日(土) リニアの現状を報告しました。JCP駅南後援会。
今日は日本共産党駅南後援会の総会です。毎回、議会だよりの配布、駅頭宣伝の同行など、ご協力ありがとうございます。
私は、後半の時間を頂いて、リニアの状況報告をさせていただきました。
藤枝市民にとって、大井川は命の水です。南アルプストンネル工事によって水量が減る、水質が悪化する、その恐れが現実になろうとしています。
しかし、そもそもの水問題とは何なのか?藤枝市長はじめ流域自治体が早期実施を求めている田代ダム案とは何なのか?そうした議論がほとんど市民の中でされていない状況です。
2013年川勝知事は、トンネルによって毎秒2トン減る水を大井川に全量戻す事が工事許可の条件とし、国もその条件を満たせばと言う立場で工事を認可したのが2014年の安倍政権。ところが、今に至っても解決手法をJR東海は示していません。
一方、藤枝市はじめ流域自治体が早期実施を求めている田代ダム案は、2022年に新たにJR東海が示したもので、工事一定期間中失われる水を大井川に戻す一手法に過ぎずません。
知事の立場はあくまでも「工事によって失われる毎秒2トンの湧水を大井川に戻す事」でした。
全量戻しにはならない一手法に過ぎない案でありながら、田代ダム案が「水問題の解決」だとの報道が支配的で、その先導役となっているのが島田市長です。
JR東海との交渉担当はあくまでも静岡県にありますが、藤枝市民にとって大井川の水は命の水です。
一番声を挙げるべき藤枝市民ですが、提供されている情報があまりにも少ないので成り行きを見守っているのが現状です。そこに危機感を感じての今日の私からの報告となりました。
土木や水質などの専門家であればまだしも、パワーポイントを使っての報告はレクチャーのような格好になるので好まなかったのですが、複雑な問題であり、図柄を使わないと判りづらい事も多いのでその手法を取らさせていただきました。
資料作成の過程で判ったのは、2019年からJR東海と県の専門部会との間で進めらえてきた交渉が、いかに科学的であり工学的であるかでした。
県はリニアには賛成の立場、トンネル工事もボーリング調査も反対しているわけでなく、突発湧水の恐れ等からモニタリングが出来てから工事すべきだとしており、それに対してJR東海が説明できない状況が今も続いている事です。
今日のスライドから下記に一つ紹介します。
リニアの2027開業が不可能となったのは「静岡のせい」との異常なバッシングがあります。知事辞職翌日にわざわざJR東海は記者会見を開きそのことを強調しました。
もともと2027開業は無理だと判っていたはずなのに、このタイミングでわざわざ記者会見を開く必要があるのでしょうか。それを報じるだけの情報価値があるのでしょうか。
下記の表は私が調べた限りですが、この他にも残土の問題とか、未解決な事は多く南アルプストンネルの着工が出来ても2027開業は不可能です。
”ひろゆき”だの”ブラマヨ吉田”だのを駆使して「静岡の県民性」などと、差別用語も平気で使っているメディアもあります。今の状況とストップさせるには、当事者の声がもっとも効果的です。私も次回議会で取り上げていきます。
水泳2000m、今年37回目、総距離72000m。
4月19日(金) 藤枝市民こそ当事者、リニアトンネル工事の問題はどこにあるのでしょうか。
今日は北口の駅頭宣伝からスタート。赤旗見本誌を用意しました、わざわざ取りに来てくれる方が複数。嬉しい反応でした。
その後は日曜版の配達と明日の後援会総会でお伝えするリニア問題の資料作成です。
パワーポイントを使ってプレゼンするのですが、このスタイルは"一方通行""ひとりよがり"
になりがちで好まないのですが、自分から進んで発表に機会を作ってもらいました。
知事辞職で、今、岐路に立っている状況ながら、あまりにも偏った報道が多く、水問題の真実を伝えるメディアがほとんどないなか、100%大井川の水に依拠する藤枝市民の皆さんが声を挙げる事が大切ではないかと考えたからです。
問題は、複雑かつ専門的です。どれだけ伝えられるか悩み続けていますが、リニアの問題を実感していただければ幸いです。
4月17日(水) リベンジ、笹子雁が腹摺山(がんがはらすりやま)「小粒ながらピリリと辛い」コース
鶏冠山、烏帽子岳など、鳥に関する山名は全国に多くありますが、印象深いのが、がんがはらすりやま、です。
渡り鳥が山をかすめるように飛ぶことが由来だそうです。
それだけの理由で登ろうと登山計画し、1月にチャレンジしたのですが”北風”であえなく1ラウンドコールド(COLD)負け。今日は、そのリベンジです。
大菩薩嶺には、他に牛奥雁が腹摺山と、頭になにもつかない雁が腹摺山がありますが、笹子を選んだのはアクセスが良いからです。
今日のコースである大鹿峠からの縦走は、愛用している「山と高原」(昭文社)によると、「休み間もなく登り下りを繰り返し”小粒ながらピリリと辛いコース”」とあります。
私は酒が好きですから甘いのは苦手です。
笹子駅近くのの桜森公園からスタート、大鹿峠~お坊山~米沢山~笹子雁が腹摺山~笹子駅、前回同様の周回ルートです。
高速代をケチって自宅を3時半出発、現地7時スタート。(中部横断道を使っても3時間位かかります。河口湖経由の下道と大差ありませんが渋滞のない早朝での話です)
今日は早朝激しい雷雨があったので、春霞のこの時期にしては珍しく空が青く澄んでいます。期待が持てます。
気分よく2時間ほど登って大鹿峠の稜線上に出ます。この稜線に出た途端強烈な北風にさらされて、前回、引き返したところです。幸い今日はほぼ無風です。
ここから、お坊山~トクモリ~米沢山~笹子雁が腹摺山へと続く「ピリ辛」コースを進みます。
最初の目標である、お坊山まで標高差300mですので、ここが一番きついかなと感じていましたが、実際は所要1時間の急登でしたが、さほど苦もなく40分程度で着くことが出来ました。
「ピリ辛」コースの最高標高は、ここ(1421m)ですので、「さほど辛くないな」と歩を進めて行きますが、ここからが本番でした。
次なる目標の米沢山(矢平峰ともいいます。米沢山の、訓みは、よねざわやま、ではなく、よげざわやま、だそうです)まで、ギューイーンと下っては登り返す事、計3回。
特に最後の米沢山までの登りはきつくて辛さが増していきます。
米沢山は、これから私が目指す雁が腹摺山と1357mと同じ標高です。
普通に考えて、この先は平坦になると思いますが、ここから先もアップダウンの連続でした。
特に米沢山直後の下りは、「山と高原」も「ヤマップ」も警告マークが出ている鎖場ですので、緊張しながら進みました。
落ち葉と砂場で滑る滑る。マジで怖かった。クリアーした後、現場で約10分ほど放心状態。
写真は、下った後の現場写真です。
そういえば、丁度、この辺りが、笹子トンネルの真上になります。国道20号、中央線、中央高速と、全てのトンネルがこの辺りに集中しているわけですね。
お坊山から先は、ほとんど眺望がない上に、相変わらずのアップダウンの繰り返しで、ストレスがマックスになりかけてましたが、展望台の標識があったので寄ってみると。素晴らしい景色が!
富士山から黒岳はじめ見渡せます。今日の行程ではここが一番のビューポイントでした。
ここから笹子雁が腹摺山が見えるのですが、山頂が見えておきながら急降下しての登り返し。辛さの基準、間違ってね?
ラスボスへの登りは今行程の中で一番の急登でした。1分登れば1分休憩の繰り返しの連続。スパイス効きすぎ。
はあはあゼイゼイ、たどり着きましたが、眺望もほとんどないので小休止のみ。
後は笹子駅へ下るだけですが、急下降の上に落ち葉と砂場で滑りやすく2度の転倒。小粒ではなく大粒だわ。
終わってみれば楽しい山行でした。今日は温泉に行けて嬉しい。
4月15日(月) リニア、田代ダムボーリング早期調査を求める流域自治体に対して応じない静岡県の方に、どうみても道理がある事実
今日もリニアに関する記述を少し。
流域自治体(藤枝市含む)と静岡県との間で対立している現時点での最大の問題点は「県境を越えるボーリング調査の早期実施」です。
トンネル工事中、山梨長野県側へ流れ出てしまう水を取り戻すために、早川に放流している田代ダムの水を大井川に戻す事で水量を確保するという議論の中で、10か月の工事期間中に流れ出る水量が500万tとされていますが、この数値の根拠が明確でない事はJRも認めている事から、「より正確な」ボーリング調査をすべきだというのが流域の主張。
しかし、このボーリング調査は県境を越える調査であるうえに、静岡県側の地下水が流出して取り戻せなく可能性があります。
そのため、静岡県は、県外に流出する水を取り戻す方法を事前に決めておく必要を求めているのです。
当たり前のことではないでしょうか?
それを監視体制(モニタリング)など必要ない、早期にやれと言っているのが流域自治体です。(ここには藤枝市長も含まれています)
なんで急ぐ必要があるのか?
その理由は何なのか?
一方で、田代ダム案そのものが眉唾であるにもかかわらず、県がボーリング調査を受け入れさえすれば「水問題が解決する」と、多くのマスコミが報じています
2027年開業は他県の工事の遅れも要因だったのに「静岡のせい」とJR東海社長の記者会見を無批判に流す異常なメディアと、それに伴う知事バッシングのなかで、流域自治体の代表でも何でもないくせに島田市長を持ち上げる報道が相次いでいます。
新知事が、下記の静岡県専門部会提出の資料のもとで対応するかどうか、一つの指標になると考えます。
4月14日(日) 元グーグル日本社長が、赤旗1面で共産党を応援してくれました!
私が共産党に入党したのは、戦前の天皇制絶対主義の時代に過酷な弾圧を受けながら決して「反戦平和」を貫いた党であることです。
その理念のもと活動していますが、今の政治情勢は、自公政権によって更なる戦争する国造りになっているにもかかわらずに共産党の支持が伸びない…理念が伝わらず残念な思いを過ごす日々です。
今日の赤旗日刊紙の1面「こんな政治でいいのか」「私も言いたい」欄に、元グーグル社長の辻野晃一郎さんが、戦争で儲けない国にへの表記で共産党へエールを送ってくれています。
1957年生まれ、慶応大卒でソニーに入社。超エリートです。デスクトップパソコンのバイオ事業責任者を経て、2007年グーグルに入社し、同社日本法人社長に就任とあります。
”勝ち組”の辻野さんのような人が、赤旗に出る事もマレですが、ましてや1面で共産党を応援しているのです!!
記事によると、辻野さんは、過去の戦争で原爆をはじめ日本人が「あらゆる地獄」を体感したからこそ、戦争放棄、国際紛争の解決を武力に求めないという平和憲法のブランドを日本が80年近くにわたり作り上げてきたこと、何物にも代えがたい価値がありながら、安倍政権時の集団的自衛権の閣議決定、現政権の戦闘機共同開開発に厳しい意見を述べています。
そこには、ご自身の経験であるソニー入社時の創業者にことば「アメリカのエレキは軍需によってスポイル(台無し)にされた」が契機だそうです。
日本がどんどんおかしくなっていると危機感を抱き、最も弱者に寄り添う民主的な政党として共産党を紹介してくれてます。
嬉しい記事です。空回りが続いていますが、勇気を頂きます。
日曜版の配達、高洲第3自治会総会にお招き懇親会など。
水泳2000m、今年36回目で、総距離70000m。
4月13日(土) 総会など
今日は日曜版の配達、午後は高洲地区自治会総会にお招きいただきました。
水泳1500m、今年35回目、総距離68000m。
4月11日(木) リニア総事業費7兆円超、それ以上の増額をJR東海は否定せず。結局は国民の負担に
今日は北口駅頭宣伝、ビラ巻きの青島支部の方と2名で7時から行いました。ビラが全てなくなりました。ありがとうございます。
その後は、日曜版の配達と打ち合わせを佐藤議員と。
次回議会以降も本腰を入れて取り組むつもりのリニア問題。リニアは広汎な問題でもあり、専門的な事も多くあるのですが、私なりに、このブログで少しづつ記していきたいと思います。
今日は工事費について。
もともとリニアはJR東海が全額負担する一事業でした。いくら金がかかろうが、JR東海がやるだけのことでした。
ところが、安倍政権時、当時のJR東海初代社長葛西氏は安倍氏と懇意であったことから、公金資金を投入する方針になりました。
国土交通省は、2014年7月に東京、名古屋、大阪の三大都市圏を結ぶ「スーパーメガリュージョン構想」を打ち出し、それによってリニアは国際競争力を強化する役割を担わされることになりました。それを受ける形で、2016年6月安倍政権の「骨太の方針」によって、財政投融資の名の下でJR東海に対して総額3兆円もの資金が、長期(約40年)、低利(0.6%~1.0%)、無担保、で国からJR東海に貸付されました。全て安倍政権時に進められてきたことです。
その中身が下記の表ですが、融資とは名ばかりで、実際は給付です。JR東海が返済できなかったら、国民の負担になるのは明らかです。
2021年JR東海は、工事費が5兆5200億から7兆400億へ、1兆5千億の増加を発表しましています。増加の理由としては、物価上昇などとしていますが、これは実施計画がずさんだった問題は別として重要なのは7兆400億にとどまる事をJR東海は確約していないという事です。
しかも、現在の工事費はあくまでも名古屋までの算定ですから、この先、大阪へという事になると、一体どれだけの工事費になるのでしょうか。
静岡だけが悪いバッシングが拡がっていますが、リニアは全国民の懐に直面する問題です。
4月10日(水) 2027年リニア開業の遅れを静岡だけのせいにするJR東海の卑劣さとメディアの異常
今日もほぼ終日リニアの議会報告の資料作成でした。
川勝知事が辞職会見を開きました。「差別発言で辞職」と報じられています。
以前にも記しましたが、発言問題とリニアは全くの別問題です(だからといって差別発言そのものを容認するものではありません)
しかし、報道の多くが知事が辞職したことで「リニアが転換点に」とし、遅延している2027年の開業予定が一気に進むとしています。
遅れの原因の一つが、南アルプストンネル工事(静岡)に違いありませんが、他県で行われている工事でも頓挫しており、もともと2027年開業は無理な状況は判りきっていました(下記図)こうした事実から、JR東海丹羽社長は「2027年開業断念」を表現しました。昨年度末の事です。
しかし、川勝知事辞任会見の翌日、JR東海の澤田常務がわざわざ静岡まで来て記者会見を開き、「静岡のせいで山梨や長野で工事の遅れが出ている」としました。
もともと2027年開業困難なのは、昨年末にJR東海が事実上認めている既定の事実であって、知事辞職のタイミングでわざわざ記者会見を開いて知らせるほどのことではありません。
調べればすぐ判る事ですが、無意味な会見であり報じる価値が無いのに、それを知事の差別発言そのものがリニアの障害の如くリンクして繰り返すテレビメディアの異常さ。(全てではありませんが)
水曜日定例の南口朝の駅頭宣伝、今朝も7時から、その後は上記の作業。
水泳2000m、今年34回目、総距離66500m。
4月9日(火) 流域自治体議員としてリニア問題に本腰を入れて取り組んでいきたい
今日は市役所で事務作業。4月20日の議会報告で取り上げるリニアの資料作成です。
知事辞職で重大な局面になっていると思います。静岡だけがごねている、など、事実を見ない異常なまでのバッシング報道が相次ぐ中、市民の飲料水100%を大井川に依拠する市の議員として黙ってみているわけにはいきません。
問題は、複雑、かつ、専門的です。しかし、幸いにも私には長年活動を続けてきた市民団体の方がいます。
そして、私自身が、市民の方に訴えが出来るような学習が必要です。それを4月20日にやると豪語してしまったのでその準備が大変です。
しかし、今後の論戦で必ず役に立つはずです。無責任なまま、水源部を破壊しかねない工事実施を認めるわけにはいきません。
流域自治体の議員として、本腰を入れていきます。
高洲南幼稚園入園式にお招きいただき挨拶。
水泳2000m、今年33回目、総距離64500m。
4月8日(月) マイナ保険証のために、紙の保険証で終了していた資格確認手法が、合計9種類にもなります。
多くの批判がありながら、政府は今年12月2日に紙の保険証を廃止する方針です。
マイナ保険証に一本化する事で「便利になります」と宣伝してきましたが、紙の保険証の提示だけで済んでいた行程がマイナ保険証によって合計9種類ものパターンで、医療機関が患者の加入保険情報を確認する必要があります。
デジタルによって便利になるはずが、デジタルのために複雑になります。
9種類の内訳を示すと
①マイナカードの保険証
②資格確認証(マイナカードを所持していない人へ発行、現在の保険証に代わるものですが、保険証を廃止する閣議決定がある為に”名称”を変えて発行されます。1年間は申請不要ですが、再来年度からは申請が必要とされる可能性があり、5年をめどに廃止される予定)
③マイナ保険証と資格確認証の2枚持ち(医療機関のカードリーダの不具合等が改まらないために、その対応策として厚労省が推奨)
④資格情報のお知らせ書の発行(マイナ保険証を持っていても、カードリーダがない医療機関に受診する際に必要とされるもの、前述の資格証とは別物であり、現在のところ全ての国民に発行する予定)
⑤顔認証カード(マイナカードには29種類の他情報と紐づけされていますが、保険証情報だけに特化したカード。カード所持に不安がある介護施設入所者などは施設管理者がまとめて保管するが、受診の際暗証番号が正確に入力できないケースが多々発生したことから発行される)
⑥マイナポータルのPDF写しの持参(マイナカードで複数の医療機関情報が1枚のカードで把握できると言われたが、実際はカードリーダーが作動しないケースが続発したためにPDFの写しを持参する事で対処するように医療機関に対応を厚労省が求めた)
⑦スマホマイナ保険証(河野大臣が来年度から実施するとイキってるが、半分のシェアのアイフォンは利用不可、残り半分のアンドロイドも現状のシステムのままスマホだけで保険証としていけるか不透明)
⑧新マイナンバーカード(マイナンバーカードがあまりにも評判が悪いので、名称を公募で募集して2026年度から新しいカードを導入するとしたもの。仕様が変更になるので新たな対応が必要。デジ庁が公表している絵柄から、通称「富士山カード」
⑨被保険者資格申立書(マイナ保険証持参でありながら不具合で保険加入資格確認が出来ない場合、窓口で10割負担を求められた際に、その場で患者が申請する事で防ぐ制度)
※前述の③と重なるようですが、⑨は資格証(マイナ保険証を持っている人には発行されない原則)を持っていないので、そこが異なります。
①~⑨に及びましたが、その全てが現在の紙の保険証を残して置けば不要な制度設計です。
マイナカードは「地方自治体のパスポート」と言われています。1枚あれば全ての手続きが簡潔になるという意味ですが、複雑な制度で医療機関も国民も無駄な作業を強いられています。
早朝2時起きで日刊紙の配達、仮眠して市役所へ。生活相談の対応、事務作業など。幼稚園の入園式などでした。
水泳1500m、今年32回目、総距離62500m。
4月7日(日) 再稼働NOを明確に言える御前崎市議員を
御前崎市議選告示、応援演説です。
4年前議席を失いましたが、新人の「村松はるひさ」候補が議席奪還を目指して立候補しました。
定数13で21人が立候補するという多数激戦の様相です。
世界一危険とされる浜岡原発の立地自治体の議会ですから、最大の争点は浜岡の再稼働の是非にあると思いますが、明確に「再稼働NO」を訴えているのは村松候補のみとか。
他候補は、「安全対策をきっちりと行う」「廃炉に伴う作業で雇用確保を」など、曖昧な表記です。浜岡を再稼働しないと国から御前崎市への交付金が支給されなくなるので、市の財政が悪化する、住民サービスが減らされるという”呪縛”に陥っているのでしょう。
福島では、今なお2万9千人の方が避難生活を余儀なくされています。事故から13年経った今でもです。能登も多くの方が避難生活を強いられていますが、やがては元の場所に帰る事が出来るはずです。しかし原発の場合は、放射能がなくなるまで何十年、百年先まで帰ることが出来ません。水害や地震と違い、原発災害は影響が長期かつ広範にわたる「異質の危険」があります。
その現状がありながら、再稼働を認めなければ交付金を支給しないぞという手法は卑劣としか言いようがありません。
原発がなくても、安心して暮らせるようにビジョンを示すのが政治の責任ではないでしょうか。
※日本共産党は、政策として示していますので、詳しくは党のHPからご覧ください。
4月5日(金) 南口駅頭宣伝など
7時から南口で宣伝、1時間弱行いました。議会報告のお知らせです。
その後は、小学校、中学校の入学式と続きました。
合間に、水泳2000m、今年31回目、総距離61000m。
年度末から年始にかけてプールが閉鎖されていたので10日ぶりとなりました。
4月4日(木) 一区切りなどまったくついていないリニア
木曜日定例の北口朝の駅頭宣伝、今朝も7時から行いました。その後は佐藤議員と日曜版の配達集金です。
川勝知事が辞任を表明しました。問題発言は政治家である以上、責任を問われる立場ですが、気になったのは「リニアは一区切りついた」と述べている事です。
もともと、知事の発言の是非とリニアは全くの別問題ですが、一区切りついたどころか見通しが立たなくなっているのが実態ではないでしょうか。
知事は2013年の環境アセス準備書での評価「毎秒2トン水が減る」(日光の華厳の滝に匹敵する量)南アルプストンネルに対して、一滴たりとも大井川の水を減らす事は認めなれない。という立場を一貫して貫いてきました。当然の主張です。
藤枝市は飲料水の100%を大井川に依拠しており、うち7割強が豊富な地下水です。水道水でも美味しいとの評判が高く、酒造業や製茶業など多くの産業が豊富な水を求めて本市で事業を展開しています。
しかし、JR東海は2013年から今に至るまで11年間、どうやって水を戻すか、納得できる説明が出来ないでいます、
染谷市長を筆頭に北村市長も含めた流域自治体の組織(利水協)が早期実施を求めている”田代ダム案”は水問題の何の解決にもつながらない一手法に過ぎません。にもかかわらず「水問題の解決へ」と見出しをつけて田代ダム案を報じる相変わらずのメディアの検証力の欠如ぶりには絶句します。
こんな状況なのに、知事が辞任に当たり、何をもって一区切りがついたかと言うのでしょうか、まったく不明です。これでは、まるでもうトンネル工事の見通しがついたといわんばかりではないでしょうか。
JR東海との交渉者はあくまでも静岡県です。交渉主体は市ではありません。
新しい知事がどういう立場かまだ不明ですが、工事の実施が決められれば、「市民にとって大井川の水は命の水」と市長自ら言っていたことに対し、市は市民に対しどう説明をするのでしょうか。権限がないという理由で容認するのでしょうか。
知事辞任によって、流域10市町の立場がこれまで以上に重要視されると考えます。水問題が解決しない限りトンネル工事を認める事を食い止めていくため頑張ります。
4月2日(火) 360度のパノラマ展望台の絶景、道志山渓の今倉山~赤岩~二十六夜山周回コース
去年の秋は色んな山に行けたのですが、今年になって先月先々月は議会はじめ諸々ありまして、山行どころではなく、阿知ケ谷アルプスに2回行っただけでした。
今月、いくらか余裕が出来たので念願の丹沢蛭が岳を視野に入れていますが、私の力量では宿泊が必要となります。余裕が出来たと言えどもさすがにそこまでの日程がなかなか取れません。
加えて、足慣らしをしておかないといけません。水泳はコンスタントに行っているのですが、足への負荷はほとんどなく、山歩きの基本と言える脚力強化とは無縁です。いきなり登って息絶え絶えだけは避けたい。
”本番”前の予行演習が必要と、計画したのが今回の山行です。
山中湖から東側に連なる山渓を道志山渓と言います。北側の高尾山、南側の丹沢と比べてアクセスが悪いのかどうか比較的地味な存在です。最高峰は御正体山(1681m)ですが、知名度はほとんどありません。
今日選択したのは、そんな道志山渓の東側、今倉山から二十六夜山への周回ルートです。
このコースを選んだ理由は、周回ですから交通不便な場所でも車でのアプローチが出来る事もありますが、途中の展望台(赤岩、松山とも言います)からは360度の眺望が楽しる上、秋に登った御正体山や杓子岳が望めるという点です。
幸い、晴れの天気です。
登山口の道坂峠トンネルまで、自宅を4時出発。高速代をケチって3時間半かかり8時スタート。
このルートは、スタートから今倉山山頂まで、いきなり標高差400mを登る急登です。足慣らしにしてはハードですが、その後は穏やかなので覚悟を決めて歩き始めます。
15分ほどで「ハアハアゼイゼイ」息絶え絶え。やっぱりなまっているようです。5分登っては小休止を繰り返しながらなんとか歩を進めて行きます。
今日は晴れているのですが、春霞で樹林越しにしか展望が楽しめないのですが、ブナ林の中の自然を味わえます。
ペース配分に気を遣いつつ、なんとか今倉山山頂へ。標準時間で到達できた事がうれしい。
ここは眺望がないので、進路を西にとり展望台(赤岩)へ向かいます。
約1時間で展望台へ。
ここは360度の展望台です。山座特定の標識があるのもうれしく、霞の中ですが富士山、八ヶ岳、南アルプス、筑波山、大菩薩嶺など、ほぼ眺望が効きます。
嬉しいのは、秋に登った御正体山と杓子山を前衛に従えるような形での富士山の光景が間近にみられる事。それを眺めつつ自炊昼食の味は、また格別でした///。
山頂で行き会った方は、色んな山に行っているようで豊富な経験を持っているようでしたが、その方ですら「この辺で一番いい展望場所だ」との事です。
帰路は東に進路を取り、二十六夜山に寄り舗装林道を辿りました。
ある程度、脚力の目途もつきました。
今日も、楽しい山行でした。