検証アベノミクス その2”
ウソとゴマカシの連続だった
7年8か月続いた”アベノミクス”。次期総理と目される菅官房長官は「アベノミクスをしっかりと引き継いで前に進めていきたい」と語っています。先週号に引き続きその嘘と実態を明らかにしていきたいと思います。(図を含め女性自身記事より編集)
8月28日の辞任会見で安倍首相は最後まで「アベノミクス」という言葉を使いませんでした。自身も失敗を感じているのではないでしょうか・・・
この間、「消費は緩やかな上昇傾向」と言い続けてきた安倍総理。しかし民間消費の総額である実質民間最終消費支出は、2014年から3年連続で下落(右上図)。これは戦後初めての事です。
一方、安倍首相が辞任会見で何度も強調していたのが「雇用の回復」です。
しかし内実は非正規雇用の大幅な増加です(右下図)。本来就業者数が増加すれば、それに伴い就業者全体の労働時間も増えるはずですが、こちらはほぼ横ばいです。急増している派遣や契約、パートなど非正規雇用の労働時間が短くなっている事が原因で、安定した雇用は全く回復していません。
菅首相は「アベノミクスをしっかりと引き継いで前に進めていきたい」と語っています。
この悪夢は、いつまで続くのでしょうか。