怪文書だ!って言ってたけど(菅官房長官)前事務次官、文書は本物だ
加計学園獣医学部問題で国政私物化
前文科省事務次官前川喜平氏は25日記者会見で、日本共産党発行の赤旗新聞が入手し、国会で小池書記局長が追及した文書「獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項」等8枚の内部文書は「間違いない」と本物と認めました。国会では「確認できなかった」という政府答弁に対し真っ向から反論し「あったものをなかったものとすることはできない」とも語りました。
獣医学部新設は不可能だったが…
もともと大学の獣医学部は獣医師が過剰なので新設は出来ないというのが文科省の大原則でした。ところが安倍首相と昵懇の中である加計学園理事長が愛媛県今治市に学部新設を熱望、首相は自ら議長を務める国家戦略特区諮問会議で獣医師が不足しているかどうかの判断をしないまま頭越しに新設を決定しあました。文書には「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている事」とはっきりと安倍総理の関与を明記、菅官房長官は「怪文書だ」とトボけましたが、事務方の最高責任者が「在職中確実に存在し、幹部の間で共有していたことは間違いない」と明言しました。求められれば国会の証人喚問にも応じるとも発言しました。
個人行動で口汚く罵倒
政府の広報誌と化した読売新聞は前川氏が在職中勤務後に「出会い系バー」に行っていたことを大体的に報道。官房長官は文科省の天下り問題で引責辞任の同氏に対し「いつまでも居座っていた」と口汚くののしりました。一方で麻生大臣などは毎日のようにバーなどで宴会をしている事実が兼ねてから指摘されています。森友問題に続く内閣総辞職に値する事を起こしながら「身内に甘く、一旦敵になれば平気で裏切る」政権です。2017年5月第4週の記事