10政党に317億円支出
助成にならない政党助成金
消滅政党にも支給。露と消えた血税87億円
昨年度日本共産党以外の政党に支給された政党交付金が公表されました。10政党、317億円になります。
議席数に応じて配分されるのでトップは自民党で176億円です。
ところが、総選挙前に分裂した民進党に78億円、国民民主党に吸収される形でなくなった希望の党に5億円、離合集散を繰り返した挙句解党状況に陥っている“日本のこころ”にも4億1千万が支給されました。助成といいつつ、全く役に立たず国民の税金が無駄に使われた結果となりました。
政党助成金は、使途が厳しく問われることはほとんどありません。自民党は176億のうち、自らの選挙供託金に20億も支出しています。赤ちゃんからお年寄りまで、国民一人当たり人頭税として250円徴収されていますが、そのお金が支持してもいない政党の供託金として使われています。
さらに、余ったら国庫に返還するのが税金の原則ですが、基金に積む事が可能とされており、自民党は127億もの残高になっています。
政党活動には一定の資金は必要です。私たちは党の政策を訴え、それを支持してくれる主権者(国民)からの寄附や機関紙購入代をその資金としています。どの政党であろうと当たり前の事です。政党助成金はその努力をしなくても巨額の助成金がもらえる、そのもとで、政治腐敗がどんどん進行しました。国民の思想信条の自由に反し、政治劣化をもたらす政党助成金は廃止する事が急務です。