シリーズ こんなに危険浜岡原発 原発なしでも電気は足りる
「原発が怖いのはわかるけど、電気不足になったら…」国民のこうした心配する声を代弁するように政府は原発の再稼働を勧めています。
それを裏付けたいのでしょうが、もし全原発が停止したら、来年の夏1657万キロワットの電力不足が起こるとの見通しを出しました。(2011年7月発表)
しかし、民間の非営利団体である環境エネルギー政策研究所(ISEP 飯田哲也所長)は、反対に2621万キロワットも電気は余るとしています。
なんで、こんなに差が出るのか?
その理由として、ISEPは、①政府発表の見通しには、節電をまったく考慮していない ②大口の需要者と結ぶ需給逼迫時に電力供給を止める代わりに、電気料金を安くする「需給調整契約」も発動していない ③さらに説明できない出力低下を盛り込んでいる ④揚水発電量を今年の夏の半分以下としている ⑤使用可能なはずの276万キロワットある他社受電をまったく度外視している 事を上げています。
子供や孫の代の命にかかわる問題なのに、 こんな小細工をして、自分の都合のいいデータを国民の植え付けてまで再稼働を進めようとする。政府の姿勢は許せません。 2011/11/1