“大義なき解散戦略”
安倍政権を倒す絶好の機会に
森友・加計疑惑隠す
28日開会の臨時国会冒頭で安倍首相は解散総選挙を強行するとしています。森友、加計問題など「国民に丁寧に説明する」「私や妻が関わっていたら国会議員もやめる」(いずれも首相)と言いつつ、野党が求めた憲法53条に基づく臨時国会開催を3か月も遅らせた挙句、まともな審議もせず開催直後に解散を持ち出すのは、疑惑隠し、党利党略、私利私略の極み、日本共産党は全力で立ち向かう決意です。
野党共闘を基本にして戦います
これまで4野党党首会談などでは、下記の点が合意されています。①安保法廃止②立憲主義の回復③アベノミクスによる国民生活破壊の是正④TPP沖縄など国民を無視した強権政治を許さない⑤安倍政権の下での憲法改悪に反対、太い点での合意です。
民進党の前原代表が理念政策の一致できる政党だけで組むという話をされていますが、理念政策が同じだったら同じ政党になる、違うから別々の政党で活動しています。共闘とは理念が違っても、国民が望む一致点で合わせることです。お互いに違いをあげつらう事ではなく一致点に基づいて協力共闘する、そのもとで政権を作る事も提唱しています。日米安保など、不一致点はありますが、そうした点は共闘ではお互いに持ち込まない、もっと話し合いをすれば一致点はたくさん出てくる。こうした協力共闘で安倍政権を倒そうと考えます。「野党は共闘」は多くの市民も期待していると思います。
若狭新党どう見る?
民進党離党者と小池都知事に近い若狭勝さんとの新党が話題です。
ただその中心人物となっているのは、長年自民党の議員だった人で安保法や共謀罪などにも全て賛成してきました。立場は野党かもしれませんが、実態は自民党公明党の補完勢力です。自民党政治に代わる旗印はなにもありません。こうした勢力との連携は野党共闘とは相いれるものではないと考えます。