浜岡原発の安全対策を求める請願(藤枝市議会9月議会初日)
ねつ造と歪曲で自公が不採択
共産、市民クラブ、志太創生会8名は採択賛成
市民団体「なくそう浜岡原発、いのちと故郷を守る藤枝市民の会」提案の請願採決が9月1日市議会本会議で行われました。
この請願は福島事故が発生した2011年暮れ藤枝市議会が全会一致で決議した浜岡原発の安全対策を求めるもの(右文)を意見書として国に送付してもらいたいという内容です。
全会一致の決議ですからそれを国に送る事には何ら支障ないはずですが、不採択とした籐新会(自民党系)の主張は驚くべくものでした。
ひとつは「なくそう会」の皆さんが浜岡廃炉を求める署名活動をしており、この請願は再稼働反対の内容ではないから駄目だというものです。しかし、請願する権利は憲法で保障されている基本的人権であって、どんな思想信条を持とうが自由です。しかも、請願者が意図的に作為をもってそうした活動を伏せて請願を出したなど捏造してまで本請願を攻撃しました。市議会が問われるのは請願の趣旨である意見書を出すかどうかだけです。
今一つは、藤枝市議会は全会一致で意見書を作る原則になっており、議員間で原発に対する考えに違いがあるから出せないとしました。前述しましたが、決議は全会一致です。それに基づき意見書を作れば全会一致になるに決まっています。この原則を持ち出して不採択の理由とするのは請願主旨を明らかに歪曲しています。
揚げ足取りに終始
請願が審議された総務文教委員会では、籐新会が不採択理由を畳みかけるようにしかけてきましたが、揚げ足取りとイチャモンの連続でした。その代表例(合計16個ありました)
① 1年前焼津議会が同趣旨の請願を不採択とした。藤枝が採択すると連携に影響する
・・・いつから藤枝市議会は焼津の顔色を見て意思決定する下部組織になったのでしょうか。
② 採択すべき主張した紹介議員が委員会の傍聴に来ないのはおかしい
・・・傍聴に来ようが来なかろうが請願自体に何も関係ない
③ 請願主旨文「決議の内容をもって意見書を送付」は「決議の内容をもとに意見書を送付」としなければおかしい
・・・大した違いはないのに一字一句目くじらを立てて揚げ足取りの攻撃