「安倍政権だから批判」ではなく
改憲の危険と展望を語ります
参議院選挙共産党の政策発表
6年半に及ぶ安倍政権への不信不満が渦巻いています。同時に「どうしたらいいか」という閉塞感もあります。日本共産党は、安倍政権に対する本質を突く批判と共に、国民の切実な願いに応えて展望希望を語る事を心がけていきます。
参議院選の大きな争点が改憲です。特に9条に自衛隊を書き込むことは世論調査では賛否が拮抗、それだけにその危険はどのようなものか事実と論理で訴えていきます。
安倍9条改憲の重大な2つの危険性
自民党が掲げる改憲案には2つの大問題が。まず新たに加える9条の3項が「前条の規定は…自衛の措置をとることを妨げない」となっている点。前条(2項)は国の交戦権の否定、戦力不保持を定めたものですが、こうした内容の3項が新設されれば、2項は死文化します。
もう一点は「自衛隊の行動」は「法律で定める」としている点。時の政権が数の力で法律さえ通せば、自衛隊を「殺し殺される」任務に就かす事も憲法上認めてしまう事です。
「災害救助に奮闘する自衛隊を認める」「違憲論争に終止符を打つ」(安倍首相)などと言いますが、危険極まる内容だからこそ私たちは批判するのであり「安倍政権だから悪い」結論ありきの批判ではありません。
くらしに希望を~日本共産党の3つの提案
① 8時間働けば普通に暮らせる社会を
② くらしを支える社会保障を
③ お金の心配なく学び、子育てが出来る社会を
国民が政治に求めているのは生活の向上と未来に展望が持てる社会です。
野党は言うだけで現実性がないと言う方がいます。しかし今安倍政権が行っているのは消費税増税、原発再稼働など民意を無視して進めようとしている現実と合わなくなっている政治です。だからこそ切り替えを求める対案を示しています。3つの提案の詳細については次号以降詳しくお知らせします。