無謀!核燃サイクルに46兆円 電気料金200円の無駄遣い
破たんした計画に税金使い放題
原発を運転する限りどうしても出てしまう使用済み核燃料。これを何とか再処理しようと政府は原発創業以来20年にわたって”リサイクル計画”を作っていますが、いまだに実用化できていません。
青森県六ケ所村にある再処理工場、ここでは使用済み核燃料を溶解し、原爆の材料にもなるプルトニウムを取り出して原発燃料として再利用するというものですが、このプルトニウムの毒性を克服できる技術が未だ確立できていないために、創業20年になるというのに実用化できないでいます。この間使われた税金は2兆2千億円です。
このプルトニウムにウランを混ぜてMOX燃料とし、その燃料を使う高速増殖炉”もんじゅ”。その過程でどうしても生まれてしまう高燃料核廃棄物は恐ろしく強毒性です。これを処理する施設すら作れずにいるのに、トラブル続きで稼働の見通しすら立たない”もんじゅ”に対して費やした税金は1兆800億円。
維持費だけで毎日5500万円も使われいます。
こんな破たんした計画を政府はやめようとしません。
財源はみなさんの電気料金に上乗せされています
皆さんが毎日払っている電気料金。そこには実際に使った電気代だけでなく、電力会社が使う様々な費用(開発費用や原発建設費など)も含まれて請求されています。(総括原価方式)
この無駄な計画も電気料金に”しっかり”と反映されており、その負担額は43兆円、毎月電気料金につけ回しされる金額は概ね160円~280円、上乗せされているのです。
徴用された費用は天下り団体に…
しかも、電気料金として徴用された再処理のための費用は電力会社や経産省OBが天下りした「原子力環境西部促進センター」に2兆4416億円も積み立てられており、今度も積み立てを続けていく方針です。