浜岡原発事故で、30キロ圏住民避難に6日間
中電が再稼働申請を行った浜岡原発で、実際に事故が起きた際に30キロ圏内の住民が避難を完了するには約142時間(6日間)かかる事がわかりました。(環境経済研究所資料より)
浜岡原発は冷却機能が不能になった時、わずか1時間半後には格納容器外に放射能が漏れることがシュミレーションで明らかになっています。
東海地震が懸念されている静岡県ですが、その際は当然新幹線も東名高速もマヒします。地震の際の避難手段は「徒歩」「自転車」「自家用車」だけ。地震と原発事故が同時に起きた際、一体どうやって住民は避難せよと言うのでしょうか?
避難計画の策定なくして再稼働など論外
30K圏内には藤枝市をはじめとして12の市町がありますが、避難計画を策定している市町は一つもありません。国が作れと言っても自治体は不可能な計画を作りようがないのです。
藤枝市も周辺5市2町と静岡県、中電を含めた広域の避難計画を作ると今年度から事業着手するとしていますが、広域で不可能を可能にできるのか。私は議会で問いましたが担当者の答弁は「一歩一歩やります」と言うだけでした(3月7日の予算特別委員会)国の無責任ぶりが浮き彫りになりました。 2014/5/20