森友理事長 証人喚問
昭恵夫人と密接な関係が明らかに
3月23日に行われた森友学園理事長(籠池泰典氏)の国会証人喚問。この場で首相と昭恵夫人と理事長側との間が極めて緊密な関係であることが暴露されました。
① 100万円の寄附と10万円の講演料
H27年9月5日、学園の幼稚園で行われた昭恵夫人による講演後、園長室で秘書を退け理事長と夫人だけになった時昭恵夫人が「安倍首相からです」と言って100万円を手渡ししたと理事長は証言。寄附を受け取る前に「感謝」と封筒に書いて10万の講演料を渡していたことも証言。非常に名誉なことなどでよく覚えているとも。さらに受け取った直後昭恵夫人から電話がかかってきて「(寄附金の件は)だまってて」とお願いした事まで生々しく語りました。昭恵夫人は同日ツイッターで否定。安倍首相も国会で「報酬も講演料も全く受け取っていないと聞いている」(2月27日衆議院予算委員会)と答えています
② 名誉校長の就任依頼
さらに理事長は、昭恵夫人に名誉校長になってもらうよう依頼した際「1秒ほど戸惑っていたが、即断していただいた」と明言。これについても安倍首相は「名誉校長になってくださいと頼まれて、妻はそこで断ったそうだ」(2月24日衆議院予算委員会)と答弁しており矛盾しています。
ピンチになると仲間も平気で裏切る
喚問中、籠池氏がたびたび言及したのが、安倍首相側への恨みともいうべき言葉の数々でした。天皇制を中心に据えた教育方針の理想を持ち、一生懸命安倍首相を応援し、念願の小学校建設直前まで頑張ってきた。
しかし、問題が大きくなると「(籠池氏)はしつこくてこまる」と国会で安倍首相が言ったり「この問題で夫も大変なことに巻き込まれている」と口止めメールを昭恵夫人がよこすなど「トカゲのしっぽ切り」如く、これまで応援してきた人が手の平を返すように自分を攻撃する有り様に怒り「知ってることはすべて話すので国会で究明して」という事でした。
氏の教育方針は決して相いれるものではありませんが、この思いは共有できます。2017年4月第1週の記事