“日本共産党12議席獲得” ご支援、心から感謝いたします
立憲・社民・共産3党共闘で大きく前進
日本共産党は小選挙区沖縄1区で赤嶺せいけん候補の当選と比例代表11議席、合計12議席の結果になりました。
前回の20議席(606万票)から440万票への後退は大変残念な結果です。多くの激励を頂きながら結果に結びつける事が出来ず力不足を痛感すると同時に次回の国政選挙では必ず捲土重来を期す決意です。
立憲主義、民主主義を守る共闘を大きな方針としてかかげ、社民、立憲民主の3野党と市民連合と7項目の政策合意を結び、小選挙区では67区で予定候補者を降ろしました。共産党が候補を立てなかった83小選挙区のうち32の選挙区で共闘する候補者が自公候補を打ち破る事が出来たのは、民進党が一方的に希望の党に合流するという大きな逆流の中でも野党共闘が更に発展している証だと思います。
私たち自身は後退しましたが、立憲民主党が躍進した事は大いに歓迎する事です。枝野代表も「我々以上に厳しい選択をされた」「敬意と感謝を申し上げたい」と述べ、今後の国会運営の中で合意内容実現へ努力するとしました。
具体的には9条改憲、特に自衛隊の明文化が争点になります。2年前の安保法で「存立事態」になれば日本が攻撃されていなくても世界中どこでもアメリカと一緒に戦争に参加されることになったうえでの明文化は、専守防衛という”本来”任務と無関係な戦争に自衛隊員が巻き込まれることになります。憲法を守る立場でお互いに共闘していきたいと思います。
安倍政権、信任得た?
メディアは自民大勝、安倍総理も「信任を頂いた」といいますが、総選挙中の安倍内閣の支持率は軒並み下落しています(図)
選挙戦終盤の朝日調査「今後も安倍首相をつづけてもらいたいか」に対しても「そうは思わない」が51%です。
野党共闘の分断という事もありますが、自民党がこうした大多数になる大きな原因は小選挙区制度にあります。
実際、今回の比例票での自民党の得票数は33%程度、対全有権者数では17%です。一つの選挙区で一人しか当選しないため、第1位当選者の得票数が3割程度でも2位以下の6割から7割の票は全て死票となり議席に反映されません。安倍1強などといいますが、こうした制度のもとでの「虚構の多数」です。