戦争法案今国会で成立?とんでもない!
追いつめられている安倍政権。世論で廃案にできる戦争法案
衆議院で強行採決された戦争法案。一部メディアでは、それを受けて「今国会での成立の公算が大きくなった」と報じていますが、そんな事はありません。
これから参議院での審議になりますが、この法案を成立させるためには参議院での可決が必要、衆議院は自公与党が3分の2以上の議席数を確保していますが、参議院はかろうじて過半数を超えている状況で、どう転ぶかわかりません。現在強行採決は許さないという一点で野党5党が共同しています。参議院で可決するとなれば、衆議院同様強行採決をせざるを得ない状況です。
見過ごせないのは、共同通信加盟各社と毎日新聞がおこなった衆議院強行採決当日の内閣支持率の急落。共同の内閣支持率は37・7%で前回比9・7%の大幅下落、不支持率は前回43%から51・6%へと急増しました。
戦争法案の今国会成立に反対する圧倒的な国民世論を無視しての強行採決に国民の怒りが支持率低下にも表れています。それを承知で参議院でも同じことを繰り返すことが出来るのか。廃案に追い込むには、もっと反対世論を盛り上げる事が大事です。
堂々と主張すればいいのに・・・自民9月まで街頭宣伝を禁止
法案は衆議院を通過したが「国民の理解が進んでいない」と安倍首相も認めていながら、自民党は9月まで街頭宣伝を行わないこととしました。
その間、法案の勉強会にあてるとしていますが、6月に谷垣幹事長が街宣中に「戦争反対」「帰れ」などとヤジを飛ばされたことから、「批判される姿が報道されると悪影響がでる」との理由です。
しかし、例えヤジを浴びようと時分の演説に確信を持っているなら堂々と行えばいいことです。勉強に集中するといいますが、今から勉強するくらいの理解度で衆議院を通過させてしまって責任をどう感じているのでしょう