東京都議選 安倍政権への怒りの現れ
共産党17議席→19議席へ
2日投開票の東京都議選で、日本共産党は「現有17議席を確保し、新たな議席を獲得する」目標を到達する19議席へと前進しました。
今回の選挙は「都民ファースト」という新しい大きなグループが誕生する下での厳しい戦いでしたが、こうしたなか前進を図る事が出来たのは、重要な躍進と考えています。ご支援いただいた皆様、ありがとうございました。
安倍自民党は現有53議席から23議席への大敗北。これは「森友、加計」疑惑の国政私物化、共謀罪の異常な議会運営、憲法を壊す政治、9条改定を持ち出し乱暴に国民に押し付けるなど、一連の振る舞いに「もう我慢できない」という声が、非常に強く都民の皆さんに起こり、その怒りの結果だと思います。
選挙戦全体を通じ①国政私物化、憲法破壊の安倍政治を首都からレッドカードを②築地市場の豊洲移転を中止、築地市場を未来に向けてしっかり継承③都政のあり方を巨大開発優先から福祉暮らし優先に切り替える。の3つを大きな争点として訴えました。来る総選挙に向けて、野党と市民の共闘を大いに発展させるとともに、日本共産党の躍進のための取組を大いに進めていきます。衆議院における「改憲勢力3分の2を打破する」、自民党公明党とその補完勢力を少数に追い込むことを目指し頑張ります。
都民ファーストは安倍NOの受け皿となり得るか?
今回の選挙で「都フ」共謀罪、戦争法など国政の問題は一切争点にしませんでした。また築地市場でも、豊洲は建設しながら築地も生かすと「どっちつかず」の対応です。選挙では豊洲移転に賛成した公明党と協力体制を取りました。
小池氏は防衛相の時「日本の核武装は選択肢の一つ」と発言、自民党に離党届を出しましたが処理されずに自民党籍のままです。日本新党、新進党、自由党、保守党、自民党と所属を変え「政界渡り鳥」と言われました。「都フ」候補もほとんどが既存政党からの「鞍替え」。反安倍政権の都民の声を受けられるか、不透明です。